酢ショウガで血管年齢の若返り、冷え体質改善?

塩や醤油代わりに使えば減塩が簡単で、血管年齢が若返り冷え体質も退く万能調味料「酢ショウガ」

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万病を招く冷えを退ける酢ショウガ

テレビや雑誌で取り上げられ、血管年齢が大幅に若返ったタレントも続出して、ブームになっている酢ベジ(酢漬け野菜)があります。それが、加熱したショウガをハチミツと共に酢に一晩漬け込んだ「酢ショウガ」です。

酢ショウガは、様々な健康効果が期待できる酢ベジですが、その中でも注目しているのが冷え退治の働きです。

体が冷えると手足の血管が収縮して血流が悪化してしまうばかりか、冷えは万病を招く一大原因にもなります。

白血球の活動が低下して免疫力(病原体から体を守る力)が下がり、病気にかかりやすくなる他、高血圧や肩こり、腰痛などの不調も招きやすくなるのです。

高血圧や肩こり・腰痛といった症状を抱えた人は平熱は35度台と低く、冷えが慢性化しています。

実際に、酢ショウガをとり、「食べたらすぐに体がぽかぽかした」「平熱が上昇した」との驚きの声が数多くがっています。

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血流を促して体中を温める

ショウガは昔から、体を温める食べ物と知られてきました。その温熱作用については、滋賀県立大学の試験で確認されています。

試験では、健康な女子学生12人を対象に、常温の水150mlにショウガの乾燥粉末0.5g(生のショウガ5.9gに相当)を溶いたものを飲んでもらい、1時間後に額や首、手首など各部位の表面温度を測りました。

後日、その12人に同じ条件で常温の水150mlを飲んでもらい、ショウガを溶いた水を飲んだ時の体温変化と比較しました。

その結果、ショウガを溶いた水を飲んだ時だけ、摂取後の体温が上昇し、1時間後まで効果が持続していると判明したのです。

体温上昇の効果を得たのは、ショウガの香り成分であるジンゲロールによるものと考えられます。

冷えが起こっているとき、体内では血管を収縮させて熱が体外に逃げるのを防ごうとします。血液には酸素や栄養と共に、熱も体中へ運ぶ役割があるため、血管が収縮して血液が十分に行き届かなくなった手足の先端では冷えが悪化してしまいます。

ジンゲロールには、この血管の収縮を抑えて全身の血流を促す作用のあることが、神戸女子大学のマウス(試験用のネズミ)を使った試験でも確認されています。

コレステロールを減らし動脈硬化を予防

さらに、ショウガは高血圧や高脂血の改善に有効な食品であることが海外の試験からもわかっています。

イラン・バボル医科大学のヒト試験では、1日3グラムのショウガ粉末を45日とったところ、悪玉(LDL)コレステロール値と中性脂肪値が有意に低下して、善玉コレステロール値が上昇したと確認されました。

悪玉コレステロールは血管壁に付着して血管を老化させ、高血圧を起こす動脈硬化の危険を高めるのです。

ショウガをとって、悪玉コレステロールを減らせれば、血管の老化を防ぎ、動脈硬化の危険を抑えられると考えられます。血管年齢の若返りに、まさに最適な食材でしょう。

また、酢ショウガにすることで、高血圧の一大原因となる塩分の過剰摂取を防ぐにも役立ちます。

酢ショウガは塩分をほとんど含んでいませんが、辛味や酸味、ほのかな甘味が備わっているので、一般的な減塩食にありがちな味の物足りなさを感じません。

そのため、味の薄いおかずでも、酢ショウガをのせれば、塩や醤油を使わずに美味しい食事を味わうことができるのです。

厚生労働省は1日あたりの塩分摂取量を男性8g未満、女性7g未満としています。また、高血圧学会の推奨値は1日あたり6g未満です。

しかし、日本人の平均摂取量は、男性が11.1g、女性が9.4gとなっています。塩分を含まず和洋中の料理に合う酢ショウガで減塩を試みることは、高血圧対策として非常に有効です。

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酢ショウガの作り方

用意するもの

ショウガ約200g(市販のもので2~3袋程度)と酢200~300mL、ハチミツ大さじ一杯、耐熱容器、ラップ、密閉できる保存容器

作り方

  1. ショウガをよく洗い、皮をむかずにみじん切りにする。スライスした後細切りにしてから刻むとやりやすい。みじん切りが手軽に出来るチョッパーなどを使うとラク。
  2. 刻んだショウガを耐熱容器に移し、少量の水を加えた後ラップをして、電子レンジ(600ワット)で1分30秒加熱する。
  3. 粗熱を取り、密閉容器に移し、酢を注ぎ入れ、すべて酢に浸るようにする。
  4. 蜂蜜を加えて全体を軽くかき混ぜ、冷蔵庫で一晩つければ出来上がり。冷蔵保存で2~3週間保存がきく。
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