日中にレモングラスを二時間嗅ぐだけで認知機能が向上?

8fce27596ce132c9e224e8b3efddda2f_s

まずはレモングラスの香りから始める

香りを上手く生活の中に取り入れ、嗅覚を鍛えることはとても効率のいい脳活性トレーニングになりますまず。

どの香りを使ったらいいのかということですが、精油を何種類も用意するのは大変です。まずは、交感神経(心身の働きを活発にする神経)を刺激できる「レモングラス」の香りを用意するのがおすすめです。

それというのも、脳に衰えが生じている認知症の人の場合は、昼と夜が逆転した生活になっていることが多いからです。

昼はうつらうつらして脳は眠っている状態です。そして、夜になると脳が目覚めるので、周囲を徘徊したり、頻繁にナースコールをしたりするわけです。

ですから、日中に脳を活性化させる香りを効果的に使えばおのずと活動的になり、夜には体も脳も疲れて自然に眠れるはずです。

実際、レモングラスによる芳香浴(アロマテラピー)を導入する高齢者施設なども増えており、ある施設ではレモングラスの香りを利用したところ、夜間のナースコールの回数が減少した例もあります。

【スポンサードリンク】


2時間の芳香浴でも効果ありと判明

また、精油は、布やティッシュに垂らしたり、市販のディフューザー(芳香拡散器)を使ったりすれば、誰でも手軽に扱えるのが利点で、1回2滴ほどが目安の量になります。

芳香浴のタイミングは、しっかりと目が覚めてくる午前中に、2時間程度を行ってください。従来では、複数の精油を使って、長時間の芳香浴がすすめられてきましたが、短い時間でも十分に認知機能の予防・改善には効果があることが示唆されてきました。

周囲に香りが苦手な人がいるような心配があれば、マスクの内側に、精油を垂らした布やティッシュを入れて使う方法がおすすめです。

【スポンサードリンク】


芳香浴は長く続けられる最良脳トレ

精油を使う場合の注意点としては、必ず天然で良質のものを選ぶこと。そして、芳香浴は2時間までです。人間の鼻は慣れてしまうので、それ以上は効果が期待できません。

また、精油の中でも日本独自の低温真空抽出法で抽出された精油は、香りの成分は100%抽出できて、複数の香りの要素が複雑に絡み、脳への持続的な反応が期待できるので、精油を選ぶ際には注目してみましょう。

芳香浴での脳の活性化は、一か月で行動が活発になったり、二ヶ月で記憶能力が向上したりという変化が現れた例もあり、毎日行うことが肝心です。

その点、準備さえ整えば、他の用事をしながらでもできるのか芳香浴の利点です。長く続けるには、最高の脳活性トレーニングと言えるのではないでしょうか。

スポンサードリンク

【スポンサードリンク】




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする