コンブ酢は刻んだコンブを酢に3時間漬ければいい

コンブ酢は刻んだコンブを酢に3時間漬ければよく「根コンブ」「ガゴメコンブ」なら効力がアップ

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コンブの豊富な栄養を日頃からとるために、「コンブ酢」を手作りし、だしの旨みたっぷりの調味料として活用してみてはいかがでしょうか。

作り方はとても簡単です。用意する材料は、コンブ100gと100mlだけです。硬く絞った布巾でコンブの表面の汚れを軽く拭き取り、縦3~5センチ、横1~2センチくらいの長方形に刻んだら容器に入れます。

そこに酢を注いで3時間おけば出来上がりです。冷蔵庫に入れておけば、2週間程度には保存が可能です。

コンブは長時間酢につけたままにすると、あくや苦味が出てくるので、1日程経ったら取り出してください。

取り出したコンブは、酢の作用で軟らかくなっているので、酢コンブとしてそのまま食べたり、酢の物の具として和えたりして、余すところなく使い切りましょう。

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1日大さじ1~2杯とればいい

コンブ酢に使用するコンブは、「根コンブ」や「ガゴメコンブ」がおすすめです。根コンブとは、コンブの根元の成長の起点となる部分で、成長に必要な栄養が集中しており、コンブの他の部分より栄養価が高いのが特徴です。フコイダンの量も多いので、滑りが強く出ます。

ガゴメコンブとは、主に北海道の函館地方沿岸で生息している希少価値の高いコンブで、表面の複雑な凹凸が籠の目のようであることからその名が付けられました。

コンブの中でもフコイダンの含有量が最も高く、真コンブの2倍以上あります。これでコンブ酢を作ると、とろみと旨味感がかなり強くなります。

コンブを入れると、コンブの旨味成分であるグルタミン酸が溶け出てまろやかな風味の酢になりますが、それでも酢のツンとしたにおいが苦手という人は、リンゴ酢やキビ酢のようなほんのり甘味を感じる酢を用いるといいでしょう。

コンブ酢は、1日あたり大さじ1~2杯とるのが適量です。普通の酢と比べてかなりまろやかで、醤油など他の調味料と合わせてタレやドレッシングを作ったり、出来上がった料理にサッとかけたりしすれば、無理なくとれます。

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骨粗鬆症予防やダイエットにも効く

コンブ酢には、様々な健康効果が期待できます。その一つがカルシウムの補給です。コンブに含まれるカルシウムは、お酢の酢酸と結びついて酢酸カルシウムになります。酢酸カルシウムは、カルシウム単体を摂取するより50%も吸収率が上がります。

そもそもコンブには牛乳の7倍ものカルシウムが含まれているので、積極的にとれば、骨粗鬆症の予防効果も期待できるでしょう。

また、カルシウムは天然の精神安定剤と言われています。イライラすることが多いと感じていいる人も、ぜひコンブ酢を活用してみてください。

また、コンブ酢はダイエットにも役立ちます。コンブには食物繊維の一種であるアルギン酸が含まれています。

食物繊維には、水溶性(水に溶けやすい性質)と不溶性(水に溶けにくい性質)がありますが、アルギン酸は双方の性質を兼ね備えているため、コレステロールや糖の吸収を抑えたり、腸の蠕動運動(内容物を先送りする運動)を活発にして便秘の解消を促したりしてくれます。

加えて、酢にはクエン酸が含まれており、体内でのエネルギー生産の要となる「クエン酸サイクル」を活発にして、効率よく糖や脂肪を燃焼させてくれるので、このこともダイエットに役立つでしょう。

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