空間認識を担う頭頂葉は「左右なぞり」が有効

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位置感覚や距離の把握を行う頭頂葉

目の前の空間や物に対して上手く距離感がつかめず、地に足がつかないようなぼんやりとした感覚に襲われることが多い人は、脳の頭頂葉の衰えが考えられます。

脳の頭頂葉は、物の位置や方角など空間認識の把握に関わる部位です。働きが低下すると、物と物の位置関係や方向の感覚が鈍って

  • 服を上手く着られない
  • 道具をうまく使えない
  • 絵や漢字が書けなくなる
  • スーパーやホームセンターで目的のものが見つからない

などの悩みが起こりやすくなります。なぜなら、目的地を目指して移動するのはもちろん、服を着たり道具を使ったりするさいも、距離感が大事だからです。

また、絵や漢字を描くときも奥行きの感覚が大事になります。

こうした「ぼんやり物忘れ」ともいうべき状態を避けるため、頭頂葉の働きを活性化させるのにオススメなのが「左右なぞり」です。左右なぞりとは、紙に描かれた文字や模様を左右の指でなぞって行く脳トレです。

左右の指はそれぞれ異なる文字や違った形、あるいは片方だけ逆さまになった文字をなぞっていきます。

なぞっていくうちに、うっかり、もう片方の指に動きがつられてしまわないように、注意しながら行いましょう。

また、指でスムーズに出来た人も筆記用具を使うと勝手が違ってきます。指でなぞるのになれた人は、実際に鉛筆やペンで書き込んだり、なぞらずに書いてみたりするのもいいでしょう。

左右なぞりを行えば、両手の指を正確に動かそうと試行錯誤することで、空間認識を担う頭頂葉に刺激を与えられるのです。

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