不眠、慢性疲労、肌荒れ、肝機能低下、咳、貧血にハチミツ

秋バテ、不眠、慢性疲労、肌荒れから肝機能低下、咳、貧血にも。効いて驚くひとさじはちみつ。甘味は砂糖の3倍でカロリー25%減の蜂蜜は150超の有効成分を含み料理の味付けにも健康づくりにも大活躍。

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飲み物や料理など幅広く使える万能食

夏の暑さが一息つき、風にも涼しさが宿るこの時期は、気温の急な変化や夏に蓄積した疲労が自律神経(意思とは無関係に血管や内臓の働きを支配する神経)を乱し、様々な体調不良が現れやすくなります。

疲労や不眠、便秘が続いて気分も落ち込みやすくなったり、免疫力(病原体から体を守る力)が低下して風邪や食中毒を起こしたり、発汗機能の異常から肌が荒れたりする人も少なくありません。

こういう時期にこそ栄養バランスの良い食事をしっかりとり、体力の回復に努める必要があるでしょう。

そこで、健康増進にぜひ活用してほしい食品が、高齢者や食の細い人でも摂取しやすく、消化吸収に優れ、各種栄養をバランスよく含んだ「はちみつ」です。

蜂蜜は、ミツバチが花から巣に持ち帰った蜜にミツバチの分泌物(唾液酵素など)が加わったもので、同量で比較した場合、甘みは砂糖の3倍、カロリーは砂糖が100gあたり384キロカロリー、はちみつが294kcalで約25%低くなります。

このように砂糖よりも低カロリーで甘味の強い蜂蜜は、そのままなめても美味しいものですが、ミネラルウォーターや紅茶に加えたり、料理の味付けに使ったりするなど、とり方をいろいろ工夫できます。

例えば、ハチミツに肉を漬け込めば、うまみが引き出されて軟らかくなり、抗菌作用で食中毒も防げます。

また、煮魚に加えれば照りが出てくさみ消しになり、マリネなど酸味のある料理に出せばツンとしたにおいが取れます。

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強力な抗酸化作用で全身の老化を防ぐ

蜂蜜は約8割が糖分(主にブドウ糖と果糖)、約2割が水分です。蜂蜜の糖分は、花の蜜をミツバチが消化酵素で単糖(糖質の最小単位)にまで分解しているため、体に素早く吸収されてエネルギーに変わり、疲労回復や体調不良時の栄養補給に役立ちます。

また、ビタミンやミネラル(無機栄養素)、アミノ酸(タンパク質の構成成分)、有機酸(グルコン酸・クエン酸など)、ポリフェノール(植物の色素や苦味成分)など様々な栄養を含み、その種類は150以上です。

ビタミンには少量でも効果を発揮する活性型と、大量に摂取しなければ効果を発揮しにくい不活性型があり、蜂蜜に含まれるビタミン類は、その9割が活性型です。

また、ミネラルは27種類、アミノ酸を22種類を含む他、有機酸のグルコン酸は腸まで生きて届き、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌を増やして腸内フローラ(腸内細菌叢)を整えます。

ミツバチが花粉から取り込んだ数十種類のポリフェノールには、強力な抗酸化作用があり、全身の細胞を損傷させる活性酸素(体内に生じる攻撃力の強い酸素)を除去してくれます。

この働きによって脳・血管・内臓の老化が抑えられるため、古代から中国やインド、エジプト、ギリシャなどでは不老長寿の薬として珍重されてきたのです。

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1日にひとさじの摂取で健康を増進

美味しくて栄養豊富な蜂蜜は、様々な健康効果をもたらします。しかし、先ほども述べたように、その8割は糖分なので、1日にティースプーンでひとさじ(120kcal)、多くても2、3さじを上限にして、少しずつ毎日摂りましょう。

実は、ミツバチが数ヶ月の短い一生の中で集める蜂蜜の量がティースプーンでちょうどひとさじ分です。

この貴重なひとさじのはちみつをそのままなめたり、他の食品に加えたり、あるいは肌に塗ったりすることで、様々な症状の改善が期待できるのです。

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