がん予防・血栓防止男性ホルモン増やしに効く、元気倍増の激ウマ酢ベジニンニクタマネギ酢
数千年前から健康効果が知られていた
様々な野菜を酢に漬けて作る「酢ベジ」が今人気を博していますが、おすすめは、二大健康野菜とも言えるにんにくと玉ねぎを使って作る「ニンニクタマネギ酢」です。
ニンニクタマネギ酢は、加熱した玉ねぎとニンニクをミキサーなどで液状になるまで砕き、そこに酢と少量の蜂蜜を聞か加えて作ります。
ニンニクタマネギ酢は、料理のソースやたれに使ったり、肉や魚に下味をつけたり、汁物や煮物に加えたりするのに役立つ「たれ酢ベジ」と言えるでしょう。
材料となるニンニクと玉ねぎは、古い時代からその健康効果が経験的に知られており、何千年も前から世界各地で疲労回復や強精強壮、感染症予防、熱冷まし、便秘解消などに活用されてきました。
こうした様々な効果の中でも、近年、特に注目を集めているのが癌の発生を抑える効果です。特ににんにくは、免疫力(病気から体を守る力)を高める代替医療の分野において世界をリードする米国で、既にガン予防食として広く認知されています。
実際、1994年に米国のアイオワ州で行われた調査でも、ニンニクを週1回以上食べる人は、全く食べない人と比べて、大腸がんの発生リスクが半分程度であることが確認されています。
米国国立癌研究所が抗がん効果の大きい食品をランク付けした「デザイナーフーズピラミッド」でも、様々な研究結果からニンニクを抗がん野菜のNo.1に位置づけ、がん予防に最も注目すべき野菜として推奨しています。
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摂取量が多いほど発がんリスクも低下
ニンニクと玉ねぎの両方の癌抑制効果が確認された研究もあります。中国で行われたある研究では、にんにくや玉ねぎを食べる頻度が多い人では、食道がんと胃がんの発生リスクが低くなることが確認されています。
また、同様の別の研究でも、にんにくや玉ねぎなどのネギ属の野菜の摂取と、胃がんの発生リスクの減少とに有意な関係があることが認められています。
さらに、フランスで実施された研究では、ニンニク、玉ねぎ、食物繊維の摂取量が多いほど乳がんの発生リスクが低くなることが示されました。
血流を促して血栓を防ぐ
こうした効果は、にんにくや玉ねぎに豊富に含まれる多種多様な硫黄化合物によってもたらされると考えられています。
独特のにおいの元となるこれらの硫黄化合物は、血流を促し、血栓の発生を抑えて脳梗塞・心筋梗塞・認知症など現代人が陥りやすい病気を防ぐのに役立つほか、抗酸化作用(攻撃力の強い活性酸素の害を抑える働き)、滋養強壮作用、整腸作用、抗菌作用、免疫強化作用なども備えています。
ニンニクタマネギ酢なら、がん予防を主とする様々な健康効果を秘めたニンニクとタマネギを同時に取ることが出来ます。
また、気になるにおいも、酢に含まれる酢酸や酢自体の香りによって弱められます。1日大さじ1~2杯を目安に、ニンニク玉ねぎ酢を病気予防と健康維持に役立ててみてください。
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ニンニクタマネギ酢の作り方
材料
にんにく100g(1玉~1玉半程度)、玉ねぎ400g(1玉半程度)、酢(穀物酢)100ml、はちみつ大さじ1
- ニンニクと玉ねぎの皮を剥く。玉ねぎはざく切りにする。
- 耐熱容器に入れて水を50ミリリットルほど加え、すきまができるようにラップをかけ、電子レンジ(600ワット)で10分間加熱する。
- ミキサーで液状になるまで砕く。
- 粗熱が取れたら密閉できる保存容器に移し酢を注ぎ入れる。
- 蜂蜜を加え、全体をかき混ぜる。冷暗所で一晩漬ければ出来上がり。冷凍保存で、2~3週間くらい保存がきく。