酢は高血圧を正常化する特効食!酢酸が血圧上昇を抑える

f89de9cf050deef843ad5702a5a0135f_s

世界で最も古い調味料の一つとして数えられる酢は、健康に良い食品として世界中で愛されてきました。近年、多くの研究や試験で酢の健康効果について、様々なことがわかってきました。

代表的な健康効果の一つは、今大問題の「メタボリックシンドローム(代謝症候群、以下メタボ)」に対する予防効果です。

そもそもメタボには、大きな原因として「高血圧」「内臓脂肪」「脂質異常症(高脂血症)」「高血糖」が挙げられます。

酢は、メタボの4つの原因の全てに対して予防効果が期待できる唯一無二の健康食として非常に注目されているのです。

【スポンサードリンク】


酢で重要なのは主成分の酢酸

ラットの試験では、酢の主成分である酢酸によって、血圧上昇に関わるホルモン調整機構(レニン・アンジオテンシン系)が抑制されることが分かっており、高血圧を改善するひとつの理由と考えられています。

また、酢にはもともと血流を改善する効果があることが知られています。酢酸が細胞に取り込まれると「アデノシン」という物質が生成されます。

このアデノシンは血管を広げて血液を流れやすくするため、血流が改善されます。この効果によって、結果的に血圧が下がり、高血圧の改善も期待できるのです。

【スポンサードリンク】


高血圧の改善効果は試験でも実証

高血圧を改善する酢の効果の仕組みは、まだその全てが解明されているわけではありませんが、いくつかの試験でも高血圧に効果があることが実証されています。

例えば、食品メーカーと大学が共同で行った高血圧の人を対象とする試験では、リンゴ酢の酢酸飲料を取るグループと黒酢の酢酸飲料を取るグループ、疑似食品を取るグループに分け、10週間血圧を測定しました。

その結果、酢酸飲料を取ったグループはいずれも2週間ほどで血圧が下がり始め、6週目(約1か月半)には有意な範囲で血圧が低下し、最終的には最大・最小血圧ともに10~15ミリの低下が認められました。

この試験を含めいくつかの試験では、大さじ1杯(約15ミリリットル)の酢で血圧の改善効果が見られていることから、毎日大さじ一杯を目安に取れば、血圧の低下が期待できるでしょう。

なお、別の試験では、正常血圧の人が酢を毎日とっても問題ないことが確認されているので、酢を使った料理を家族で取る際にも心配は要りません。

また、酢の降圧効果は主に主成分である酢酸によるものと考えられるので、一般的な穀物酢やリンゴ酢、黒酢など、基本的にはどのような酢でも降圧効果が得られると考えていいでしょう。 このように酢には高血圧を改善する効果があることが実証されているのです。

スポンサードリンク

【スポンサードリンク】




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする