アロマテラピーの実践 吸入法、湿布法、トリートメント法

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吸入法

精油成分を鼻や口から積極的に吸い込む方法です。呼吸器系の不調の緩和に役立ちます。ティッシュペーパーなどに精油を1~3滴落として鼻に近づけて吸入する方法や、蒸気を用いて吸入する方法などがあります。

蒸気吸入法

熱めの湯を入れたマグカップなどに精油を1~3滴落とすと、湯気と共に芳香成分が立ち上がります。そこに鼻を近づけて蒸気ごと吸入する方法です。大きめのタオルで頭とマグカップを覆うようにすると、より効果的です。

蒸気吸入方法の注意点
  • 火傷に注意する。
  • 精油成分の刺激を避けるため必ず目を閉じて行う。
  • 精油によっては粘膜への刺激の強いものがあるのでむせないよう注意する。
  • 長時間行わない。
  • 蒸気の刺激が咳を誘発することがあるので、咳が出ているときや喘息の場合には行わない。

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フェイシャルスチーム

洗面器に熱湯をはり、精油を1~3滴入れ、精油成分を蒸気と共に顔全体に当てる方法です。血行を促進し、皮膚に潤いを与えます。

バスタオルを頭からかぶり、蒸気を閉じ込めるようにするとよいでしょう。目を閉じてゆっくり鼻で呼吸することで蒸気吸入の効果も得ることができます。

フェイシャルスチームの注意点
  • 火傷に注意する。
  • 精油成分の刺激を避けるため必ず目を閉じて行う。
  • 精油によっては粘膜への刺激の強いものがあるのでむせないよう注意する。
  • 長時間行わない。
  • 蒸気の刺激が咳を誘発することがあるので、咳が出ているときや喘息の場合には行わない。

湿布法

精油を落とした湯、または水にタオルなどを浸して絞り、身体の一部にあて、温めたり冷やしたりする方法です。一般的に、温湿布は肩こりや腰痛などの慢性的なトラブルに、冷湿布は打ち身やねんざなどの急性のトラブルに効果的とされています。

湿布の方法

  1. 洗面器に熱めの湯または水をはり、精油を1~3滴落とす。※かき混ぜないこと。
  2. 湯または水に浮いた精油を、縦に二つ折りにしたタオルの中央部で掬い取るようにして付着させる。
  3. 精油の着いた部分を内側にして手を触れないようにし、タオルをさらに縦に二つ折りし、ねじって水分を絞る。
  4. タオルを適当な大きさにたたみ、身体に当てる。
湿布法の注意点
  • 精油に直接触れないようにする。
  • 皮膚の弱い人は、乾いたタオルで湿布を包み込んで使用すると良い。
  • 精油によっては刺激を強く感じることがあるため、当てる部位や時間に注意する。
  • タオルが体温に馴染む頃に湿布を外す。

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トリートメント法

精油を植物油で希釈したトリートメントオイルを手に取り、身体や顔に塗広げる方法です。リラクゼーション効果の他、血行やリンパの流れの促進、保湿、筋肉のコリの緩和など、様々な効果が期待できます。

トリートメントオイル

精油は直接皮膚につけることができないため、トリートメントには精油を植物油で希釈したトリートメントオイルを使います。希釈濃度はボディ用は1%以下、フェイス用は0.1~0.5%以下にします。

トリートメントオイルの作り方

材料を30mlを作る場合
  • 精油:ボディ用 合計1~6滴、フェイス用 合計1~3滴
  • 植物油:30mL

(手順)

  1. ビーカーなどに植物油を入れ、精油を加え、ガラス棒などでよく混ぜ合わせる。
  2. 保存容器に移し、作製日などを記したラベルを貼る。

手と脚のセルフトリートメントの方法

トリートメントの基本

トリートメントオイルを使うときは、まず適量を手のひらに取り、手の温度で温めてから、トリートメントしたい部分に伸ばします。

トリートメントの基本は手でさすることです。力を入れすぎず、手のひらや指のはらを密着させるようにして行いましょう。トリートメントの途中で手の滑りが悪くなったら、オイルを足します。

手のトリートメント

  1. トリートメントオイルを両手で温め、指先から手首にかけて、手全体に伸ばす。
  2. 指の付け根から指先に向かって、親指のはらを使ってクルクルとなでさせる。
  3. 手のひら全体を親指でもみほぐし、最後に、指や手首をストレッチする。

脚のトリートメント

  1. トリートメントオイルを両手で温め、足の裏から膝下まで脚全体に伸ばす。
  2. 足の裏と甲親指でさする。くるぶし周辺は親指を除く4本の指でさする。
  3. 膝を立て、足首を両手で包み込んだら、そのままゆっくり膝下までさする。これを2~3回繰り返す。
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