陶芸 土いじりの解放感と創造の充実感が味わえる

展示会やネットのコンテストからチャンスも

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自分の思い通りにいかない奥深さがまた楽しい

陶芸は、粘土を手で練り、手やろくろを使って湯のみや皿の形にし、それを高温の窯で焼いて陶磁器を造るという、古代からの伝統工芸の一つです。焼きもの、ともいいます。

土をいじることで、気持ちがリラックスし、集中してものを造ることで、日頃のストレスや緊張感から解放されます。陶器は、土を形づくっていく過程を楽しみ、それを自分だけのオリジナル陶器として完成させていく、その充実感が味わえる趣味と言えます。

また、物を造るのは自己表現であり、自分がイメージしたことが形になっていく面白さもあります。

さらに自分の思い通りにいかない奥深さが、一層陶芸の道へと駆り立てます。老若男女を問わず、陶芸を趣味にする人が多いのも、そのためかもしれません。

陶芸を始めるには、入門書などの書籍や、初心者向けの通信教育やインターネットの講座、教室も数多くあって、簡単に取りかかれます。

始めるための材料や道具も揃っていて、通販やネットショップ、通信教育などで初心者向けの作成セットが、2万円前後で手に入れられます。

最近は、家庭のオーブンを使ってできる「オーブン陶芸」が人気を集めています。低温で焼き固めることができるオーブン粘土を使い、家庭用オーブンで焼くというもの。

自宅に本格的な電気釜を用意すると、少なくともに20万円前後はかかりますが、このオーブン陶芸だと、セットで5000円~1万円ほどで購入できます。

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仲間づくりや上達を急ぐなら陶芸教室へ

陶芸を初歩からしっかり学ぼうとするなら、陶芸教室に通うのがお勧めです。教室であれば、本格派の高価な窯も用意されているので、家庭で焼成できない人は、それを利用すれば良いでしょう。仲間もできやすく、競い合うようにして励めば、上達も早まります。

腕を上げるには、展示会やイベント、インターネットのコンテストなどに参加して、他の優れた作品を数多く見て研究することです。チャンスがあれば、自分が丹精込めて造った陶器が売れるかもしれません。

陶芸家を目指すのなら、署名な師に弟子入りしてみっちり修行するのがよいでしょう。その後で独立し、自分の窯を持つことも可能になります。

日本には、有名な窯元がいくつかあります。中でもよく知られているのが、日本磁器発祥の地である佐賀県・有田町の有田焼の窯元として、370年の歴史と伝統を誇る今泉今右衛門窯です。

江戸時代、鍋島藩の将軍家への献上品として造られた色鍋島の御用赤絵師を継承した家系であり、「墨はじき」という白抜きの技法を駆使した、現十四代今右衛門の作品は有名です。

陶芸の上級者、さらには陶芸家を目指そうとするなら、今右衛門窯は、一度は訪れてみたい窯元と言えます。

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陶芸教室の一例

陶芸会員コース

湯のみや一輪挿しなど、13の基本のカリキュラム作品を造りながら、土の練り方から、制作技法、施釉技法を楽しく学びます。

レッスン:1回のレッスンは2時間半。

開講時間:朝10時~、昼14時~、夜18時20分~(教室による)

開講場所:東京・名古屋・大阪・京都・兵庫・福岡に全9教室開校。

入会金:1万円

受講料:月4回8000円(追加2000円)月2回6000円(追加3000円)

設備費:500円(青山・銀座教室は1000円)

材料費・用具代等:土代、釉薬代は無料(特殊な土、釉薬は一部有料)、作品重量により焼成代金(湯のみサイズで300円程度)

(ゆう工房 陶芸会員コースより。料金は税抜き)

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