大ブームの酢タマネギの驚きの成果が大学病院から次々と報告され、体質改善できた人続出。病棟でも活用、酢たまねぎ最新情報。
酢タマネギを病気の予防に活用
酢タマネギが健康習慣として人気を集めているのは、常食することで高血圧・高血糖・高脂血を始め、肥満・便秘・冷え性といった不調の改善効果を実感できるからでしょう。
酢タマネギは、薄くスライスしたタマネギを広口瓶などの保存容器に入れ、酢と少量の蜂蜜を注いで冷蔵庫で5日ほど漬け込んだ「酢ベジ（酢漬け野菜）」です。これを、1日に小皿一杯程度（約50g）を目安に食べればいいのです。
酢タマネギの作り方
- 保存容器として密閉できる広口瓶を用意し、きれいに洗って水気を切っておく。
- タマネギ中3個（約750g）をスライスして保存容器に入れ、酢（約400ml）をタマネギ全体が浸るまで注ぐ（好みで大さじ一杯分の蜂蜜をごく少量の湯で溶いて加える）
- あとは、冷蔵庫に入れて5日ほど漬ければ食べごろ。2週間程度で食べきるようにする。
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健康効果に優れる多様な成分の宝庫
酢ベジには、いくつもの種類があります。その中から、食養生の主役として酢タマネギを選んだのは、健康効果に優れた有効成分がたくさん含まれているからです。
とりわけ、タマネギを切った時に産出される辛味成分の硫化アリルは、血中の余分な糖や脂肪を燃焼させて血液をサラサラにし、血流を促すことが分かっています。
その結果、高めの血圧や血糖値、中性脂肪値が低レベルに安定し、生活習慣病の予防・改善に役立つのです。
硫化アリルは、細胞内で糖をエネルギーに変換する際に必要なビタミンB1を促すので、余計な体脂肪がつきにくくなり、ダイエットにも効果を発揮します。
さらに、タマネギに含まれているケルセチン（植物に含まれる黄色の色素）の健康効果も見逃せません。
ケルセチンには、強力な抗酸化作用（酸化を防ぐ作用）があり、動脈硬化の進行を抑えて血管のしなやかさを保つ他、腸に存在する免疫細胞（白血球を構成する免疫担当の細胞。免疫とは病気から体を守る仕組み)を刺激して体の抵抗力を高めます。
一方、酢にも様々な健康効果が期待できます。酢に含まれている酢酸は、体内でクエン酸に変わり、細胞のエネルギー代謝（代謝とは、体内で行われる化学反応）を高めます。
エネルギー代謝が高まれば、疲れや体のだるさの解消につながる他、血中の余分な糖や脂肪の燃焼が促されて、高血糖や高脂血の改善に役立ちます。
また、クエン酸には、血管に付着したカルシウムを溶かす働きがあり、動脈硬化の予防・改善にも有効と考えられます。
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大学や研究機関、病院も近年注目
いかがでしょうか。小皿一杯の酢タマネギを毎日取るだけで、これだけの健康効果が大いに期待できるのです。
酢タマネギは、安くて身近な食品を用い、簡単に作れることも利点でしょう。材料の酢とたまねぎは、スーパーなどで比較的安価に入手できます。試したいと思ったら、すぐに酢タマネギを作れるのです。
また、明日タマネギは、薄くスライスしたタマネギを酢に漬け込むだけなので、特別な調理器具や技術は必要なく、手間もかかりません。
何より、酢タマネギは食べて美味しいからこそ、多くの人が長く続けられるのでしょう。タマネギは、においや辛味がつよく、生のままでは食べづらいのですが、酢に漬けることでまろやかになり、清涼感のある風味に一変します。
また、酢の強い酸味もタマネギから出る水分で中和され、鼻や喉につんとくるような刺激が抑えられます。
最近では、公的な研究機関や大学などが酢やタマネギの有効成分を詳しく分析し、その働きを報告しています。また、病院の管理栄養士が酢タマネギを食事指導に活用するケースも増えています。
実際に、酢タマネギを取ったら体質改善ができて、様々な不調が治ったという情報も多いのです。