酢を食事と一緒に取れば血糖値スパイクを抑えて糖尿病の危険を低減

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糖尿病の予防には血糖値スパイク(食後高血糖)に注意

最新の調査では、成人の六人に一人の割合でその疑いがあるとされている糖尿病。糖尿病の診断指標となるのが空腹時の血糖値です。

「メタボリックシンドローム(代謝症候群)」の診断基準にもこの血糖値が関わってきますが、近年の研究では、食後の高血糖がヘモグロビンA1c(1~2ヶ月間の血糖値の推移を示す指標。

一般に6.5%以上だと糖尿病型)に影響することが分かっており、糖尿病の予防だけでなく、動脈硬化や脳卒中などの合併症を予防するという観点からも、食後の血糖値の急上昇を抑えることが重要になってきます。

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酢が糖の吸収を穏やかにする

酢は、大さじ一杯(15ml)を食事と一緒に摂ることで、食後の血糖値の上昇を穏やかにする効果のあることが実証されています。

ご飯(白米)と食酢入りのドリンクを一緒にとった試験では、30分後の血糖値の上昇を10%程度抑えられていました。

同じ試験で、わかめの酢の物と一緒にとった場合でも、同様の血糖値の上昇抑制効果が見られています。

血糖値の上昇を抑える要因の一つには、酢の酢酸が胃から小腸への食べ物の移行を緩やかにして、小腸での糖の吸収をゆっくりにすることが考えられます。

このように、酢には食後の血糖値の上昇を穏やかにする効果がありますが、もちろん、酢をとるだけでメタボや糖尿病、その他の合併症を防ぐことができるわけではありません。

1番に重要なのは、食生活の改善です。過食を控え、栄養バランスの良い食事を心がけることはもちろん、血糖値の急上昇を抑えるために、食事の順番をお野菜から先にすることでも、血糖値の上昇を緩やかにすることができます。

そのような食生活の改善に加えて、酢を食事に取り入れれば、予防効果も高まるでしょう。

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