趣味が高じてプロを目指す人が急増
自由で個性的なデザインを、個人の趣味として楽しむ
ネイルは、一般的には手や足の爪にマニキュア（ポリッシュ）を塗って色をつけたり、チップ（飾り）でデコレーションをしたりして楽しむ、女性に人気のお洒落な趣味です。
ネイルアートとも呼ばれ、単に色を付けるだけでなく、それぞれ独自のデザインを施すことで、より個性的な演出ができるようになる魅力があります。
最近は、マニキュアによるネイルよりも、ジェルネイルが人気を呼んでいます。これは、粘液状の合成樹脂である「ジェル」を爪に塗り、UVライトかLEDライトを当てて硬化させていくものです。
ジェルネイルは、発色が良くて艶が美しい上、剥がれにくくて長持ちがする他、爪の強度がアップするので爪をきれいに伸ばせる、といったメリットがあることから、これを施して楽しむ女性が増えているようです。この他、アクリル樹脂を使って人工爪を造形する、スカルプチュアというネイルもあります。
ネイルは、ネイルサロンやエステティックサロン、美容院などの店で受けられますが、自分で自由かつ個性的なデザインをと、個人の趣味として気軽に楽しむ人がたくさんいます。
小さな爪が対象なので、繊細な技術が必要になりますが、慣れてくれば独特なデザインも可能になり、ファッションセンスも向上します。
また、ネイルに熱中することで、日頃のストレス解消に役立ち、癒し効果も得られるようだという人もいます。
ネイルを始めるには、初心者向けの技術やデザインを解説・紹介した書籍、インターネットなど、情報も豊富にあります。教室やスクールの講座、通信教育なども数多くあって、いつでも始められる環境が整っています。
スクールなどでは、基本的な知識や技術が習得できると共に、仲間も作りやすくなって、お互いに刺激し合いながら学べば、技術的な面での幅が広がり、上達も早くなります。
マニキュアやチップ、ジェル、ライトなどの用具は、化粧品店でも100円ショップでも購入できます。ネイルキットも、ネットショップをのぞいてみれば1000円ぐらいで手に入ります。
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ネイリストを目指すには、ネイリスト技能検定を受験
一方、趣味が高じて、最近は、プロのネイリスト（ネイルアーティスト）を目指す人も非常に増えていって、ネイリストの専門学校も誕生しています。
ネイリストは、傷んだ爪を整え方たり、形を矯正したり、マニキュアを美しく施したりするだけでなく、綺麗な模様や図柄が描かれたチップを製作したり、ネイルケアのアドバイスを行ったりもします。
ネイリストを目指すには、ネイリスト技能検定試験「（公財）日本ネイリスト検定試験センター＝JNEC」を受験して、民間の認定資格を取得しておくとよいでしょう。
1級～3級の試験は年2回、筆記と実技が実施され、3級は性別や年齢に関係なく、誰でも受験できます。（1級受験料は1万1100円、3級が6600円）。
特に1級は、本場米国のライセンスと同等以上の知識や技能が得られ、また、2級以上を取得すると、美容室やエステサロン、化粧品会社などで活躍できます。
また、教室やスクールの講師になったり（講師料8000円～1万円ほど）、経験次第では、自宅で教室やサロンを開業することも夢ではありません。
さらに腕を磨いて、ネイリストとしての技術やセンスが認められれば、著名人や芸能人の専属ネイリストになる可能性もあります。
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ネイル・スクールの一例
ベーシックネイルコース
受講内容：ネイルケア、カラーリング、ペイントアート等、ネイルの基本技術を学ぶ
回数・時間：24回、72時間（最短2週間～標準3ヶ月程度）。
（修了後プロフェッショナルコース進級可能）
学費：入学金3万円、受講料22万5000円、合計25万5000円
場所：新宿・横浜・立川・名古屋（「キャリエール ネイルカレッジ」コース紹介より）