ハチミツの疲労回復効果で、クエン酸の多いレモンを漬けてとれば食欲不振や筋肉痛にも有効
蜂蜜はすぐにエネルギーになる
疲れてやる気が出ない、そんな時はひとさじのはちみつがおすすめです。蜂蜜の主成分であるブドウ糖と果糖は、体で分解する必要のない単糖類です。
つまり、体内で消化する手間がなく、短時間で腸壁から吸収されて血管に入り、エネルギーとして利用できるのです。蜂蜜はエネルギー産生に即効性があると言えます。
もちろん、疲労回復には糖質だけでなくタンパク質やミネラル(無機栄養素)も必要ですが、蜂蜜はそれらの栄養素も豊富に含んでいるため、疲労回復にはうってつけの食材です。
ちなみに、脳のエネルギー源はブドウ糖です。朝起きて頭が働かずぼーっとしているときや、勉強や仕事で長時間頭を使って疲れてしまった時にも、蜂蜜が脳の栄養源となります。
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レモンで疲労回復効果がさらにアップ
疲労回復を目的に蜂蜜をとる場合は、レモンを合わせた「レモンのはちみつ漬け」がおすすめです。
レモンには、酸味の主成分であるクエン酸が豊富に含まれています。そのクエン酸もまた、疲労回復に役立つ栄養です。
クエン酸は、体内に取り入れた栄養素からエネルギーを産生する「クエン酸回路」の活動に関わっています。
レモンを補えば、クエン酸回路が活性化して、体内でのエネルギー産生が活発になるため、疲労回復が早まります。
また、クエン酸回路が活性化していれば、疲労物質である乳酸の分解が進みやすくなるので、筋肉痛を軽減する効果も期待できます。
また、クエン酸の酸味には唾液や胃液の分泌を促して、食欲を増進させる効果もあるので、夏バテや秋バテで食欲が落ちている時にを活用してください。
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レモンのはちみつ漬けの作り方
レモンを皮ごとよく洗って5ミリ程度の輪切りにし、種を全て取り除きます。輪切りにしたレモンを容器に入れ、レモンが少し浸かる程度に蜂蜜を注ぎます。そして、冷蔵庫に入れ一晩寝かせた後、よくかき混ぜれば出来上がり。
ハチミツには抗菌作用があるので2~3週間はおいしい状態で保存が可能です。
出来上がったレモンの蜂蜜漬けは、レモンをそのまま食べたり、漬け液を水や炭酸で薄めてジュースにして飲んでください。冷蔵庫に常備し、普段からマメに摂取するようにすれば、疲れにくい体を作ることにつながるでしょう。