昆虫採集で収入を得る方法はある
希少なチョウを捕まえた時の喜びは大きい
山や森、草原などの自然界に生息している昆虫を探してつかまえ、それを標本にし、保管して楽しむ趣味が、昆虫採集です。
昆虫と言うと、カブトムシやクワガタムシなどに代表される甲虫類や、トンボ、蝶などを思い浮かべますし、人気もあります。
しかし、昆虫は地上だけでなく、水中にも、地中にもいますし、地上でも季節やエリア、標高などによって生息する昆虫が違ってきます。
それだけ昆虫は、種類も数も、非常に多いということになるので、同じ蝶でも、希少なチョウを捕まえた時の喜びは、とても大きくなります。
採集を始めるには、まず昆虫の種類を決めて、どのあたり(地域)に行けば捕まえられるか、その生息地(生息分布)を調べなければなりません。
そうしたことも含めて採集のノウハウや、標本の作り方などの情報は、昆虫図鑑などの書籍やDVD、それとインターネットを利用すれば、十分に収集できます。
用具・道具は、虫取り網や保管用のカゴ、ネット(1000円ぐらいから)などのほか、標本ケース(2000円ぐらいから)や、昆虫を固定する特殊な昆虫針なども必要となります。初心者向けの標本キット(800円ぐらいから)も販売されているのでおすすめです。
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自分の手で飼育する楽しみも味わえる
昆虫は採集して標本にするほか、自分の手で飼育する楽しみも味わえることが、人気の趣味とも言えます。
甲虫類はもちろんのこと、コオロギや鈴虫といった鳴き声が魅力の昆虫や、ゲンゴロウなどの水中に生息する昆虫を飼うことが出来ます。
また、最近は、海外の珍しい昆虫も簡単に手に入るようになったことから、昆虫飼育も多様化し、人気が高まっています。
クワガタムシのオス・メスを飼育して交配・産卵させ、より大きく、たくましく成虫に育てていくのも楽しみの一つであり、それを増やしていくブリーディングも人気になっています。
飼育で大切なのは、餌はもちろんですが、やはり温度管理です。季節や昼夜によっても昆虫の適温が変わってくるので、上手く調整しながら、できるだけ長く飼えるようにしましょう。
飼育の情報も、書籍やインターネットから得られますし、飼育ケースや水槽などの用具は、ペットショップや通販ショップなどで手に入れられます(飼育器材3000円ぐらいから)。昆虫の採集や飼育には、特に必要な資格はありませんが、趣味を活かして収入を得る方法はあります。
ブリーダーになって成虫に育てたり、採集して標本に仕上げたりして専門ショップやペットショップ、インターネットの通販ショップ、あるいはオークションサイトなどを通じて販売します。
例えば、「黒いダイヤモンド」といわれるオオクワガタなどは、一匹で数千円、ペアでは数万円から10万円ほどで取引されると場合も珍しくなく、超大型血統の成虫ペアが20万円超で販売された例もあります。
ただし、そうした域に達するまでには、それなりの知識と技術、そして、何よりも経験が必要となってきます。
採集や持ち込みなどに関しては、国際ルールや日本・相手国双方に法律がありますので、それらを遵守しつつ、海外に赴いて現地の珍しい昆虫の採集に挑戦するのも楽しいでしょう。
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希少・人気昆虫価格の一例
国産オオクワガタ オスメスペア(工場直送)
- Lサイズ:3682円
- Mサイズ:2678円
- Sサイズ:2036円
ミヤマクワガタ
- 超特大72mm オス:8500円
- 超特大ペア オス:72mm:8980円
カブトムシの王様・ヘラクレスオオカブト
- 超大型158mm オス:6万9984円
- 大型147mm オス:2万1600円
136mm オス:1万5660円
(むしや本舗HPより)