知名度が上がれば通販ショップで作品を販売
工作的な楽しさと、作画という創作的な楽しさ
紙をハサミやカッターナイフで切り抜いて絵にしていき、それを台紙に貼り付けたものが切り絵です。
基本的には、白と黒の二色の紙を使って表現する、極めてシンプルな絵画技法の一つですが、最近はカラフルな紙も使用され、表現の幅が広がると共に、切り絵の人気も高まってきています。
切り絵は、独特の風合いを醸し出し、また、時には大胆なデザインや構図によって強烈なインパクトを与えるという、不思議な魅力を持ったアートの趣味です。
切り絵を始めるには、下絵を描く技術も多少求められます。その下絵を黒い紙に固定し、不要な部分を切り抜いて絵を作っていきますが、絵そのものは単純でも、切り絵として完成すると、別の新たな魅力が現れてきます。
つまり、切り絵には、切ったり貼ったりする工作的な楽しさと、そこから作画するという創作的な楽しさがあって、それが人気の要因とも言えます。
アート的なセンスとともに、手先の繊細な感覚や、集中力が問われてくるのも、切り絵作りの特徴的な所かもしれません。
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手軽に楽しみたい初心者なら、切り絵キットがおすすめ
実際に始めるには、切り絵用紙やハサミ、デザインカッターナイフ、トレーシングペーパー、糊、下絵を描くための鉛筆、それとカッティングマット(1000円台)などの用具や材料が必要になります。
図案は、ネットでもダウンロードができますが、種類が少ないので、書籍の図案集(1500円ぐらい~)を購入して使用します。
手軽に切り絵を楽しみたいと言う初心者なら、切り絵キット(500円~1000円ほど)から始めるのが良いでしょう。
始めの方の情報は、書籍やDVD、インターネットのサイトなど数多くあります。教室やカルチャースクール、通信教育などの講座もあり、それを利用すれば上達も早いはずです。
上級者を目指すなら、ネットの動画サイトや、日本きりえ協会の美術展、展示研究会などに出品して研究することです。
経験を重ねて知名度が上がれば、ネットの通販ショップなどで作品を販売する事が出来ますし、切り絵作家として、作品の販売や個展の開催などの夢も広がります。
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切り絵の通信講座の一例
初級コース
カラー6作品コース:色紙をセットでA4サイズの6作品を作る
モノクロ6作品コース:カラー作品より少し細い6作品を作る
スターターキット
①クラフトカッター
②下敷き
③スプレー糊
④定規
⑤鉛筆
⑥ケース(①~⑤用)
⑦スティック糊
⑧解説書とコース別の材料
(額縁、原画、切る紙、台紙)をセットにして3万円(税・送料込み)