愛好家が増え、ビジネスチャンスも拡大
豆の種類や焙煎の仕方、淹れ方で、風味も香りも違ってくる奥深い世界
もはや日常生活に不可欠なコーヒーですが、おいしいコーヒーを飲むためにはどうしたらいいか、その知識や技法を学ぶのが、コーヒーの趣味です。
美味しいコーヒーを飲むと、心が和み、ほっとしますが、しかし、自分の好みにマッチしたコーヒーに出会うのは、なかなか難しいものです。
それは、コーヒー豆の種類や、ロースターでの豆の焙煎の仕方、ドリッパーでの淹れ方などによって、コーヒーの命とも言える風味も香りも、全く違ってくるからです。
同じ産地の豆であっても、ロースト（焙煎）一つで、全然違う味になります。コーヒーは、なかなかデリケートな飲み物なのです。
それだけに、色々なコーヒー豆をブレンドしたり、淹れ方を工夫したりしながら、自分の好みにピタッと合った、自分だけのコーヒーに出会った時の喜びは大きく、奥深い趣味と言えます。
コーヒーは味や香り、コクと共に、ラテアート（コーヒーアート）の楽しみ方も出来ます。マシンで淹れたエスプレッソコーヒーやカフェラテに、スチームミルクを注いだり、ココアパウダーを使ったりして、イラストや絵を描くのです。カフェタイムも楽しくなります。
長い歴史を持つコーヒーに関する情報は、出版物やインターネット上でも数多くあり、かなり詳しく知ることができます。コーヒー教室やスクール、通信講座も数多くあるので、知識や技術も手軽に学べます。
また、コーヒーメーカーやショップ、コーヒーに関わる団体・組織が講習会、セミナーなどをよく開催しているので、参加してみるのもオススメです。
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より美味しいコーヒーを求めて、様々な資格の取得に挑戦
ビギナーが始めるには、価格も手頃で簡単なドリップセットから入るのが良いでしょう。そこから徐々に、豆を選び挽いて、ドリッパーで淹れるようにしますが、その際、専門ショップなどに相談してアドバイスを受け、実際に味や香りを確かめてから選ぶようにしましょう。
用具は、ドリッパー（2～4人用）、コーヒーサーバー、コーヒーフィルター、コーヒーカップ、ロト受けのセットで2000円ぐらいから、コーヒーメーカーなら2000～3000円ほどで購入できます。
材料は、コーヒー豆が100g500円ほどから、ドリップパックは、100個入りで3000円ぐらいからあります。
より美味しいコーヒーを求めようとするなら、様々な資格の取得に挑戦してみるのも良いかもしれません。
全日本コーヒー検定委員会（JCQA）のコーヒーインストラクター（1～2級）の認定資格（全日本コーヒー商工組合連合会認定）は、養成講習会を受講し、検定試験に合格すれば取得できます。受講料は3万7000円（税込・1級）、受験料は10000円になっています。
コーヒー豆の知識や焙煎・抽出方法、アレンジコーヒーの淹れ方、カフェ開業のノウハウも学べるコーヒーコーディネーターの認定資格（（公社）日本通信教育振興協会認定）は、日本創芸学院の通信講座を受講すれば得られます。6ヶ月の受講料は、コーヒー実習用セットや教材費なども含めて8万1千円です。
こうした資格を取得すれば、コーヒー教室や講習会、セミナーなどの講師として活躍できるほか、独立して教室を開校したり、ショップの開業も可能になります。
さらにコーヒーの知識や技術のプロを目指すなら、日本バリスタ協会（JBA）の認定資格であるJBAバリスタライセンス（レベル1～3）があります。JBAの認定校で受講し、修了後に受験してパスすれば、ライセンスが得られます。レベル1の受講料は37,000円、受験料は15,000円（同）です。
ライセンスを取得し、バリスタグランプリに参加して優勝すると、賞金10万円が獲得できますし、もちろん将来は、教室を開校したり、お店を開店することもできるようになります。
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通信教育の一例
UCC匠の珈琲講座
当講座の監修は、日本で唯一のコーヒー専門教育機関である「UCCコーヒーアカデミー」。プロの講師陣の指導で、本格コーヒーを淹れる技術や知識が4ヶ月で身につく。
プロが厳選したペーパードリップ用の道具とコーヒー豆が一式セットで届くので、その日から本格的なコーヒーの世界が楽しめる。
メインテキスト：3冊
副教材：
DVD2巻、資料集「UCCコーヒー博物館」、DVD「UCCコーヒー博物館紹介」、珈琲手帖、ガイドブック、添削関連書類、その他（質問用紙、スケジュール表等）
標準学習期間：4ヶ月、添削3回（受講開始から8ヶ月間は添削指導や質問などは利用可）
受講料：一括69,000円 分割5800円×12回（12ヶ月）総計69,600円（税・送料込み）
全3回の添削課題を全て提出し、決められた基準点をクリアして講座を修了された人は、UCCコーヒーアカデミー認定資格の「UCCドリップマスター」の称号を授与。
（ユーキャンの通信講座案内より）