盆栽(ミニ盆栽) 芸術作品と言われるほどの奥深さ 

熟達すればBONSAIクラブでの指導も

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「BONSAI」という言葉が世界で定着するほど欧米での愛好家も多い

鉢の中の草木を様々に手入れしながら、その成長を愛でて楽しむ趣味が、盆栽(ミニ盆栽)です。盆栽には、まず育てる楽しみがあります。育てながら、自然が織りなす四季の美しい変化を感じることができますし、さらに言えば、そこには伝統や品格さえ感じられ、喜びを味わえる魅力があります。

盆栽が芸術作品と言われるのも、そうした奥深さがあるからでしょう。世界的に「BONSAI」という言葉が定着しているように、欧米での愛好家も非常に多く、イタリアには盆栽の大学や美術館もあるほどです。

盆栽と言うと、手間ひまがかかるとか、高齢のご隠居さん向きの趣味というイメージがありますが、最近は、20センチほどの小品盆栽や、10センチほどのミニ盆栽の人気も高まっていて、それを趣味にする女性や若い人が非常に増えています。

また、種類も、松や柏といった従来からのものだけでなく、桜や梅、寒梅などの花盆栽や、さくらんぼや姫みかんなどのフルーツ盆栽、紅葉や銀杏、柿などの四季を感じ取る盆栽など、多種多様化しています。これも、盆栽人気の要因と言えます。

インテリアとして、部屋の中に小さな盆栽が一つ置かれてあるだけでも、雰囲気が全然違ってきます。煩雑な日常生活に潤いを与え、ストレスを癒してくれます。

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将来的にはプロの盆栽アーティストとして自立できる可能性も

盆栽を始める場合は、手頃な価格の小品盆栽やミニ盆栽とか、育てやすい品種のものから入るのがおすすめです。盆栽ショップやホームセンター、ネット通販などでも容易に手に入れられます。

道具・用具は、盆栽(剪定)用ハサミ、ピンセット、じょうろ、などの他、肥料や殺虫剤も必要になります。盆栽は一日3000円ぐらいから、道具・用具は一式五千円ぐらいから購入できます。

初心者向けに、おすすめ盆栽1鉢と、道具4点がついた盆栽セット(8000円前後)も、通販ショップなどで手に入れられます。

盆栽を上手に育てるようになるには、やはり展示会や講習会、インターネットなどで多くの作品を鑑賞し、研究することです。それから、自作を出品してみるのも良いでしょう。

さらに知識や技能を基礎から身につけようとするなら、盆栽教室やスクールに通ったり、通信教育の盆栽技能講座を受講し、盆栽士の認定資格(日本園芸協会)を取得するのもオススメです(受講料=12ヶ月5万1000円)。

資格を活かして、苗木や半仕立て品を販売したり、教室やセミナーの講師として活躍することも出来ますし、さらに経験を積んで熟達すれば、海外のBONSAIクラブでの指導や、イベントなどでのデモンストレーションを担当し、それ相当の報酬を得ることも可能になります。

また、優秀な盆栽は高額で取引されるので、将来的にはプロの盆栽アーティストとして、自立できるようにもなります。

埼玉県さいたま市には、大宮盆栽美術館と大宮盆栽村があります。東京の団子坂(文京区千駄木)周辺に住んでいた盆栽専門の職人が、関東大震災(1923年)で被害を受けたため、大宮に移り住んで盆栽村が誕生した。盆栽を始めようという人は、ぜひ訪れてみましょう。

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盆栽の通信教育の一例

盆栽技能講座

盆栽の基本的な知識から、芽摘み、剪定、針金かけなどの技能や、病害虫の防除まで、総合的に身につく。全ての課題に合格すれば、日本園芸協会の「盆栽士」資格を取得できる。

市場の動向と需要、苗木、半仕立て品生産の実際、販売戦略なども学べるので、技術と資格を活かして、収入を得ることも可能になる。

テキスト:
全4巻からなり、最高水準の盆栽技能のすべてを集大成した豪華本。図解で分かりやすく、イラスト、組写真を豊富に使った技術解説は、目の前で実技講習が行われているようで目で見てコツが飲み込めると好評。

受講期間:標準学習期間は12ヶ月(その後も12ヶ月まで受講期間の延長が無料でできる)

受講料:
一括払い51,000円(消費税込み)、分割払いの場合4,900円×11回(消費税込み)
(ハッピーチャレンジゼミの通信講座より)

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