アロマテラピーの実践 手作り化粧品

精油を使って、ローション、クリーム、パックなどの化粧品を手作りしてみましょう。自分に合ったオリジナルコスメで、セルフスキンケアを楽しくなります。

5d35bb1fde62744d2d31d74bd8a9504e_s

ボディスプレー

制汗やデオドラント、保湿、虫除けなど、精油を変えることによって、様々なボディスプレーを作ることができます。

材料(50mLを作る場合)

  • 精油:合計1~10滴
  • 精製水:45mL
  • 無水エタノール5mL

手順

  1. ビーカーなどに無水エタノールを入れ、精油を加え、ガラス棒などでよく混ぜ合わせる。
  2. 精製水を加え、さらによく混ぜ合わせる。
  3. 保存容器に移し、作製日などを記したラベルを貼る。

スキンローション

材料によって、しっとりとさっぱりの2タイプのローションを作ることができます。好きな香りや目的に合う精油を選んで、毎日のスキンケアに役立ててみましょう。

◆しっとりタイプ

材料(50mLを作る場合)

  • 精油:ボディ用:合計1~10滴、フェイス用:合計1~5滴
  • 芳香蒸留水:40mL
  • 無水エタノール:5mL
  • グリセリン:5mL

手順

  1. ビーカーなどに無水エタノールを入れ、精油を加え、ガラス棒などでよく混ぜ合わせる。
  2. 芳香蒸留水とグリセリンを加え、さらによく混ぜ合わせる。
  3. 保存容器に移し、作製日などを記したラベルを貼る。

◆さっぱりタイプ

材料(50mLを作る場合)

  • 精油:ボディ用:合計1~10滴、フェイス用:合計1~5滴
  • 精製水または芳香蒸留水45mL
  • 無水エタノール5mL

手順

  1. ビーカーなどに無水エタノールを入れ、精油を加え、ガラス棒などでよく混ぜ合わせる。
  2. 精製水または芳香蒸留水を加え、さらによく混ぜ合わせる。
  3. 保存容器に移し、作製日などを記したラベルを貼る。

ボディスプレー、スキンローションの注意点

  • 精油は必ず無水エタノールに溶かしてから水溶性基材を加える。
  • 少量を量れないビーカーの場合は、計量スプーンなどを使う。
  • 希釈濃度はボディ用は1%以下、フェイス用は0.1~0.5%以下にする。
  • 精油の種類によっては、白濁する場合があるが問題ない。
  • 容器をよく振ってから使用する。

【スポンサードリンク】


入浴剤

好みの香や目的に合う精油をバスタイムに取り入れましょう。天然塩や重曹、はちみつなど、希釈するものによって様々な入浴剤を作ることができます。入浴剤は、浴槽の湯によく溶かしてから入浴しましょう。

◆天然塩を使う場合

身体を温めるなら、天然塩を用いたバスソルトを。血行を良くし、発汗を促します。

材料(全身浴法1回分)

  • 精油:合計1~5滴
  • 天然塩:大さじ2

手順

天然塩を小鉢などに入れ、精油を加え、ガラス棒などでよく混ぜ合わせる。

◆重曹を使う場合

重曹を用いた入浴剤は、湯を滑らかにします。汚れを落とす効果もあります。

材料(全身浴法一回分)

  • 精油:合計1~5滴
  • 重曹:大さじ2

手順

重曹を小鉢などに入れ、精油を加え、ガラス棒などでよく混ぜ合わせる。

◆はちみつを使う場合

ハチミツにはビタミンやミネラルが豊富。保湿効果もあるので、肌荒れや乾燥が気になる時などに。

材料(全身浴法一回分)

  • 精油:合計1~5滴
  • はちみつ:大さじ2

手順

蜂蜜を小鉢などに入れ、精油を加え、スパチュラなどでよく混ぜ合わせる。

入浴剤を使う際の注意点

  • 浴槽によっては使用できない場合があるので注意する。
  • 使用後の湯は洗濯などに使い回さない。

【スポンサードリンク】


ミツロウクリーム

ミツバチが巣を作るときに分泌するロウ(ワックス)を使ったクリーム(軟膏)です。栄養が豊富で保湿効果も高く、美肌作りに役立ちます。

蜜蝋と植物油の比率を変えることで、クリームの硬さを調節できます。ハードタイプはネイルやリップケアに、ソフトタイプはボディクリームにと全身に使えます。クリーム状なので持ち運びにも便利です。

材料(30mLを作る場合)

  • 精油:ボディ用:合計1~6滴、フェイス用:合計1~3滴
  • 植物油:ハードタイプ25mL、ソフトタイプ28mL
  • ミツロウ:ハードタイプ5g、ソフトタイプ2g

手順

  1. 鍋にビーカーなどが半分浸るくらいの量の水を入れ、湯煎の準備をする。
  2. 使用する精油を選んでおく。
  3. 植物油と蜜蝋をビーカーなどに入れ、弱火で湯煎にかけ、ミツロウを溶かす。
  4. ミツロウが完全に溶けたら、ガラス棒などでよく混ぜて火を止め、ビーカーを鍋から取り出す。
  5. 1分ほどして粗熱が取れたら、すぐに精油を加え、ガラス棒などで手早く静かに混ぜ合わせる。
  6. すぐに保存容器に移し、冷めるまで蓋をせずに置く。
  7. 冷めたら蓋をし、作製日などを記したラベルを貼る。

ミツロウクリームの注意点

  • 希釈濃度はボディ用は1%以下、フェイス用は0.1~0.5%以下にする。
  • 蜜蝋クリームは温度が下がるとすぐに固まるので、手際よく作業すること(季節、室温などにより固まる速度は異なる)。
  • 湯煎の際に火傷をしないように注意する。
  • 湯煎の際にビーカー内に湯などが入らないように注意する。
  • ミツロウが付着した用具は、固まる前の熱いうちにティシュペーパーなどで拭き取る。

クレイパック

クレイ(粘土)を使うとバックも簡単に作ることができます。クレイにはミネラルが豊富に含まれ、毛穴のケアに週1回ほど取り入れると、老廃物や汚れが取り除かれ、皮脂バランスも整ってきます。

使用するクレイの種類や季節によって、パックの硬さは変わります。材料の分量を調整して、好みの硬さで作りましょう。

材料(1回分)

  • クレイ(モンモリロナイト)大さじ3
  • 芳香蒸留水物大さじ2

手順

  1. 小鉢などに芳香蒸留水を入れ、クレイを加え、プレイに水が浸透するまで10分ほど置く。
  2. スパチュラなどで軽く混ぜ合わせ、全体が混ざったら完成。

使い方

  1. 顔の中心から外側に向かい、指の腹で優しく顔全体に押し広げる。目、眉、口の周りは避け、肌が隠れる程度の厚みに塗る
  2. 塗ったクレーの端が乾き始めたら、ぬるま湯でやさしく洗い流す。
  3. パックを洗い流した後は、必ず化粧水などで肌を整える。

クレイパックの注意点

  • バックは保存せず、使う時に作る。
  • 洗顔後の清潔な肌に使用する。
  • 乾きすぎると洗い流す際に肌に負担がかかるので注意する。
  • 皮膚に異常や違和感を感じたらすぐに大量の水で洗い流す。
スポンサードリンク

【スポンサードリンク】




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする