アロマテラピーの正しい利用方法を学び日常の様々なシーンで精油の香りを取り入れてましょう。
芳香浴法
精油の芳香成分を空間に広げ、心地良い香りを楽しむ方法です。気軽に取り入れられ、作用も緩やかです。
芳香浴法の注意点
- 使用する精油の量は、部屋の広さや精油の種類による香りの強さなどに応じて加減する。
- 同じ香りの中にいると香りを感じにくくなるので、窓を開けるなどして適宜部屋の換気を心がける。
- 香りの感じ方には個人差があるので、人が集まる場所では、周りの人を不快にさせないよう配慮する。
ティッシュペーパーなどで
ティッシュペーパーやコットン、ハンカチなどに精油を1~2滴つけ、香らせたい場所に置く方法です。枕元やオフィスのデスク周りに置いたり、バッグに忍ばせてもいいでしょう。
置物タイプの専用グッズ
素焼きの陶器や木製の置物などを使う方法です。精油を専用グッズに1~2滴染み込ませ、香らせたい場所に置きます。紙製の使い捨てタイプは手軽で、移動も簡単。玄関や洗面所、デスク周りなどで楽しむのにも向いています。
マグカップの湯にたらす
マグカップなどの耐熱容器に熱湯を半分くらい入れ、そこに精油を1~2滴落とし、香らせたい場所に置く方法です。蒸気により香りが早く拡散されます。
湯に垂らす場合の注意点
- 火傷に注意する。
- 精油を入れたい湯を誤って飲まない。
- 子供やペットの手の届く場所に置かない。
【スポンサードリンク】
ルームスプレーを作る
精油を使ったルームスプレーを手作りしておくと、シュッとひと吹きするだけで簡単に香りを広げ、気分を変えることができます。玄関やリビングなど、それぞれの場所や用途に合わせて作っておくと便利です。
- 材料(50mLを作る場合)
精油:合計3~10滴、精製水:45mL、無水エタノール5mL - 手順
①ビーカーなどに無水エタノールを入れ、精油を加え、
ガラス棒などでよく混ぜ合わせる。
②精製水を加え、さらによく混ぜ合わせる。
③スプレー容器に移し、作成日などを記したラベルを貼る。
ルームスプレイの注意点
- 希釈濃度は1%以下にする。
- 精油は無水エタノールに溶かしてから水溶性基材を加える。
- よく振ってから使用する。
- 直接肌につけない。
- 火気のあるところでは使わない。
- 子どもやペットのいる場所では配慮して使用する。
【スポンサードリンク】
芳香拡散器
電池式キャンドル式など、専用の芳香拡散器を使う方法です。精油の量は1~5滴ですが、それぞれの製品、また精油の種類や部屋の広さに応じて調整してください。また、それぞれの製品の取扱説明書をよく読んでから使用しましょう。
キャンドル式のもの
オイルウォーマー、オイルバーナーなどとも呼ばれます。水を張った上皿に精油を落としてキャンドルの熱で温め、水分の蒸発とともに精油の香りを拡散させます。キャンドルの温かな明かりも心を落ち着けてくれます。
キャンドル式芳香拡散器の注意点
- 火傷に注意する。
- 空焚きをしない。
- 専用のキャンドルを使用する。
- 風の当たらない安定した場所に置き、周りに燃えやすいものを置かない。
- 就寝時など、そばを離れるときは必ず火を消す。
- 子供やペットが触れないようにする。
電熱式のもの
アロマライトなどとも呼ばれます。使い方や仕組みはキャンドル式と同様ですが、電熱を利用して温めます。火を使わないため、場所を選ばず楽しむことができます。
その他
空気圧や超音波で精油の微粒子を拡散させるディフューザーと呼ばれるタイプや、風を使ったアロマフィンなど、多くの種類があります。アロマショップなどで使いやすいもの、置く場所に合うものを選んでみましょう。