キャリアアップで自宅を活用して開業も可能
コストもあまりかからず、気軽に長く続けられるのが魅力
手芸の中でも、最もポピュラーで人気のある趣味が、編み物でしょう。
毛糸でのセーターやマフラー、帽子といった定番物から、組紐を使ったストラップやミサンガなどの小物まで、編み糸の種類や大きさ、太さを変えることによって、さまざまな作品を作ることができます。
編み物を大きく分けると、棒針編み、かぎ針編み、アフガン編みの3種類があります。また、指編みや、懐かしいリリアン編みなどハンドメイドな手法によって、作り手の温もりが伝わってくるのが、大きな魅力と言えます。
さらに編み物は、コストがあまりかからず、ちょっとした空き時間でも気楽に取り掛かれるので、長く続けられるメリットと楽しさがあります。
最近は女性だけでなく、男性でも編み物の魅力にハマっている人が増えています。独特の暖かさを有する毛糸のニットは、ここに来て再び見直されており、心のこもった贈り物として人気が高まっています。集中することによる日頃のストレスからの解放感が魅力なのかもしれません。
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認定資格1級合格で指導者としての道も開ける
編み物を始める情報や環境も、十分に整っています。特に書籍は数多くあり、それを活用すれば、基本的な知識や技術は、すぐにも学ぶことができます。
毛糸や各種の糸、編み棒、編み針などの用具や材料は、手芸店やネットの通販ショップなどで、初心者用キット(5000円ぐらいから)として販売されていますし、100円ショップでも揃えることができます。
自宅でじっくり学ぶのであれば、通信教育の講座が数多くあります。入門コースの場合、テキストなどの教材や、用具・材料も全て含めて、受講費は3万円前後になります。
教室やスクールの講座で技術や知識を習得することも、もちろんできます。受講費は、1ヶ月5000円ぐらいからを目安とすれば良いでしょう(用具・材料などは別)。
教室やスクールの講座、通信講座などを受講すると、クラフトハンドメイドマイスター(日本デザインプランナー協会)や、手芸アドバイザー(日本生活環境支援協会)、手編み師範((公財)日本手芸普及協会)などの認定資格が得られます。
また、(公財)日本編物検定協会では、毛糸編物技能検定試験(1~5級)、レース編物技能検定試験(1~3級)を実施。1級に合格すると、指導者としての認定資格は取得できます。
こうした資格を取得してスキルアップしていけば、展示会や講習会などに出品したり、ネットショップを利用したりして収入を得ることが出来ます。
また、教室やスクールなどで講師活動(講師料1万円前後)ができる他、キャリアアップすることで、将来的には、コストをあまりかけずに自宅を活用して教室を開くことも可能となります。
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編み物の通信講座の1例
棒針編み講師認定講座
(入門&講師認定コース/講座番号:0142)
入門コース:
テキストと合わせて、分かりにくいポイントはDVDで解説、棒針編みの小物作品、ベストの編み方がやさしく習得できる。5回(編み地9点と作品5点)の添削付き。
講師認定コース:
採寸や原型、ブルーオーバーの製図・割り出しの方法をレッスン。自分のサイズに合った作品が作れるようになることを目指す。3回(製図と作品2点)の添削付き。ともに初回の課題制作に必要な毛糸や補助教材がついている。
認定:
学習期間内(最大24ヶ月)に8回の添削課題を提出し、スクーリング受講(半日程度)を修了した人は(社)日本編物文化協会または(公財)日本手芸普及協会発行の「棒針編み講師認定証」が取得可能。
受講料:
一括4万2667円+税、分割月3715円+税×12回=4万4572円+税
(日本ヴォーグ社の通信講座より)